もし避妊に失敗してしまったら、残念ですが人工妊娠中絶手術という方法があります。
人生には予想できないようなたくさんのことが起こります。
後悔しないための、正しい決断を下すために、パートナーときちんと話し合い、お互いの意思を尊重して、満足のいく、納得のできる結果を選択して下さい。
市販の妊娠検査薬は最近はかなり感度がよくなっており信頼性も高くなりました。
ただし、検査する時期によっては結果が正しく表示できないこともあります。
時期をずらして数回検査をするか、早いうちに病院で診察を受けることをおすすめします。
病院では問診の後、尿検査や超音波検査で妊娠を判定します。
保険が使えないので自費診療となります。
初期の人工妊娠中絶手術であれば入院の必要はありません。日帰りで行なえます。
病院によって異なりますが、当クリニックでは約半日で帰ることが出来ます。
術後の一週間は体を大事に休めてください。
激しい運動や、体力を使うようなことは避けてください。
約2週間で排卵、そのまた2週間で月経が起こります。
ただし、検査する時期によっては結果が正しく表示できないこともあります。
時期をずらして数回検査をするか、早いうちに病院で診察を受けることをおすすめします。
中絶手術を受けるときは、短い間にたくさんの問題を解決していかなくてはいけません。
問題は人それぞれですが、例えば、相手との意見の一致、自分の将来について、金銭的なこと、相手との将来、
家族への報告や理解を求める場合など・・・。
基本的には、自分達で解決していかなくてはなりませんが、当クリニック院長とスタッフはできる限り相談にのり、
応援します。
何でもご相談ください。
人工妊娠中絶手術を選択したからといって将来妊娠できない身体になるとはいえません。
将来、出産するための環境が整った時に、一番よいかたちで子どもが授かれるよう手術の
後に考えなくては
いけないことはたくさんあります。
残念な決断ではありますが、この決定をバネに、前に進んでいってください。
日本では中絶を選択する際は、法律に従わなければなりません。
母体保護法で定められている条件に限っては中絶が認められています。
その条件とは、
と決められています。
12週以降の中期の中絶の場合には、死産届を提出しなくてはいけません。
さらに、22週以降は「胎児は母体外で生命を保持することができる」ため、中絶は一切禁止されています。
(日本の刑法第29条に「堕胎罪」があり、原則として中絶は禁止されていますが、実際は上記母体保護法の適用によって、中絶が可能になっています。)