メニューオープン メニューを閉じる メニューオープン メニューを閉じる
女性の身体について
基礎体温について
「基礎体温という名前はよく聞くけれど、それは一体何なのかしら?」・・・
そんな疑問をここで解決してみましょう。
自分の体を知る、大切な手がかりになります。

基礎体温とは

肉体的にも精神的にも、安静状態にあるときの体温を「基礎体温」といいます。
人は食事をしたり、歩いたりだけでなく、気持ちの浮き沈みでも新陳代謝が高まって、体温が上昇します。
そのために、基礎体温は毎日同じ時間に同じ条件で測り続けなくてはいけないので、十分の睡眠を取って目が覚めた朝、まだ体を動かさないうちに測ります。

基礎体温の測り方

体温計は基礎体温の微妙な変化を読み取るために、目盛りの細かい「婦人体温計」を使います。
測定の時間と条件は、朝、目がさめてから体を動かす前です。枕元に体温計を用意しておいて、起き上がる前に体温計を口の中の舌の下に入れ、測ります。
測定した体温は専用の基礎体温表に記録しましょう。

基礎体温はとてもデリケート!
毎日できるだけ同じ時間に測るのが理想的ですが時間がずれたり、風邪を引いたりしたなど、いつもの条件と違う時には、そのことも一緒に記録しておきましょう。
測り忘れても、諦めずにまた次の日から続けましょう。

低温相と高温相

月経のサイクルとあわせてみると、月経から排卵までの約14日間は体温が低くなり、(低温相)その後月経までの約14日間は高くなります (高温相)。
これは、卵巣から分泌される黄体ホルモンの働きによるものです。
排卵が起こった後、卵巣は黄体ホルモンを分泌しますが、この期間はこのホルモンが脳の体温中枢に働いて、体温を高くします。
そして黄体ホルモンの分泌が止まると月経がはじまり、体温は低くなります。
体温の温度差は0.4〜0.5℃程度のわずかな動きです。
このように高低二つの層に分かれた体温を「二相性]といいます。

黄体ホルモンとは?
プロゲステロンとも呼ばれ、排卵後、黄体より分泌されるホルモンです。
黄体ホルモンの役割は、受精卵を着床させやすくするために子宮内膜をみずみずしくさせる働きがあります。

基礎体温を測り続けていくと分かること

基礎体温を測り続けていくと「排卵日」・「次の月経の時期」がわかり、「無排卵」・「妊娠」にも早く気付くことができます。
また、卵巣機能・ホルモン分泌に問題がある場合の早期発見が可能です。

  • 排卵日がわかります
    基礎体温が低温期から高温期に移る頃が排卵日です。
  • 無排卵に早く気付くことができます
    低温相しかないという場合は卵巣の機能が悪く、排卵していないことが考えられます。
  • 次の月経の時期がわかります
    排卵の後12〜14日でおこります。
    また、自分のサイクルを知ることができます。
  • 妊娠に早く気付くことができます
    高温相が2週間以上続いたら妊娠の可能性があります。
  • 卵巣機能・ホルモン分泌に問題がある場合の早期発見が可能です
    年齢や状況によっては何か問題があることが考えられます。
    基礎体温表を持って産婦人科へ行くと病状の判断の重要な手がかりになります。
Copyright (C) Copyright
医療法人社団 村口きよ女性クリニック
All rights reserved. All Rights Reserved.