子宮内避妊用具
(IUD:Intrauterine Device)とは
プラスチックその他の材料で作られた小さな器具を子宮腔の中に入れて妊娠を防ぐものです。
今まで日本では、プラスチック製のものしか認められていませんでしたが、
ピルの認可と同時にポリエチレン製の軸に銅線を巻きつけた銅付加IUDが認可されました。
避妊機序
- 子宮内の環境を変えることによって受精卵の環境を変え、受精卵の着床を妨げる。
- 子宮内での精子の運動を抑え、卵管内への侵入を妨げる。
- 卵子の輸送を妨げる。
IUD挿入の対象者
避妊を希望する、健康な、出産経験のある方
装着
装着する際は母体保護法指定医師の資格を持った産婦人科医師のもとで検査を受け装着します。
装着時期は、月経開始4-5日目から10日以内です。
使用上の注意点
- 装着後、経血量が増えたり、月経日数が長引いたりすることがあります。
症状がひどく、持続するようであれば受診なさってください。
- 挿入後、まれに妊娠することがあります。
IUDを装着したまま妊娠を続けた場合でも異常出産との関連は認められていません。。
- 検診は、装着1ヵ月後、その後1年毎に来てもらいます。
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