薄いゴム製の袋により男性の性器(ペニス)を覆い、精子が膣内や子宮内に侵入することを阻止することで妊娠を防ぐ方法です。
避妊をしている日本人の8割以上が使用しているもっともポピュラーなものです。
コンドームの種類
- ラテックス製(天然ゴム)〜厚さ0.02mm〜0.05mm
ゼリー状のものもありラテックスの老化を防ぎ、密着するために使用感も良く破損も防ぐ働きがあります。
- ポリウレタン製
- ラテックスアレルギーがある方に最適です。
- ラテックスより強く薄いのですが、伸縮性がないので大きめのペニスには不適です。
着けるタイミングは大丈夫? 正解者は4割に過ぎません
【コンドームはいつ着けましたか?】
N=366(パートナーのアンケートある者)
起ったら着けよう コンドーム!
膣に入れる前だから大丈夫、などと思っていませんか?
挿入前でも、勃起したペニスからは精子が出ており(カウパー液)、性行為中に膣の中に入り 妊娠してしまうこともあります。
コンドームの正しい装着法
- 中身を端に寄せて封を空けます。
裂いた部分でコンドームを取り出すときにゴムに傷をつけないように袋は裂き切って捨ててください。
- 精液だめをねじって空気が入らないように押さえます。
そのまま片手で亀頭に密着させて、もう片方でコンドームを巻き下ろすようにしてください。
- 爪を立てずにスルスルとコンドームを根元まで下ろしていきます。
- この時、ペニスの根元に皮包がたまります。
この皮包がピストン運動のときにコンドームを押し上げてコンドームが外れてしまうことがあります。
その予防のために、いったん根元まで下ろしたコンドームをもう一度亀頭部分へ向けて皮包ごと持ち上げます。
- 包皮がきちんと伸びて、たるみの部分をコンドームの中に収めたら、その包皮を再び押し下げないように注意して、さらに陰毛を巻き込まないように気を付けて、もう一方の手でコンドームをもう一度根元まで下ろしていきます。
- ここで初めて、挿入準備完了です!
- そして終わったらすぐに、精液がこぼれないように注意しながら、コンドームを抜いてください。
そのまま挿入した状態では精液が逆流してしまいます。
コンドームは口を結んでティッシュに包んで<燃えるごみ>として捨てましょう。
続けてまた直後にセックスをするときでも、コンドームは必ず使用してください。
二度目は精子が薄くなっているという安易な考えは危険です。
コンドームの限界
コンドームも完璧ではありません。きちんと使用しているつもりでも、ピンホールが開いていたり脱げたり破れたりすることがあります。
コンドームの失敗率は3〜14%であり、それがコンドームの限界でもあるのです。
コンドームはJIS適合品のマークがついているものを選びましょう。
もし、コンドームを使っていたのに失敗してしまったら・・・
緊急避妊法があります。下記ボタンをクリックしてください。
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